天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

From Crook to Cook ・・・Snoop Dogg Cookbook

最近なんともかわいらしく見えるスヌープドッグ話題の料理本

読めもしないのに原書で買ってみました。

写真が少なく字が多いためすっかりオブジェ扱いですが、ページをめくるとその陽気さに間違いなくテンション上がります。

むしろ以前よく見ていたBSの料理番組マーサ・スチュワートと作る動画を見るべきかも。

ミッドナイト・ライブラリー・・・マット・ヘイグ

ミッドナイト・ライブラリー|ハーパーコリンズ・ジャパン (harpercollins.co.jp)

小説であれ漫画であれ映画でも散々目にしてきた「もし別な人生が選べるなら」関連であることは承知だったが、これほど評判よければ違った視点かも?の期待虚し。

都度都度繰り返してきた「だからなに」の上塗り。

展開の先が見える見えすぎる。少年少女文学だった?くらいの緩さ。

ヴァンサンゲルレ/サブレトロワ

 

因縁のヴァンサンゲルレを通販でゲット。

欲しいのはこれじゃないが買えたのはこれだけなので致し方ない。

さすがと言うか「でしょうね」(単なる妄想の域)

口の中でバターがダレないし堅めといえどガチガチでもザクザクでもなくイイカンジに締まっている。

チョコですら濃厚な主張はなく上質な風味を感じる。

今は暑すぎて冷蔵購入する気になれないが、涼しくなってからクリームに再挑戦。

ストーンサークルの殺人/ブラックサマーの殺人 ワシントン・ポー

ストーンサークルの殺人 | 種類,ハヤカワ・ミステリ文庫 | ハヤカワ・オンライン (hayakawa-online.co.jp)

ブラックサマーの殺人 | 種類,ハヤカワ・ミステリ文庫 | ハヤカワ・オンライン (hayakawa-online.co.jp)

アマゾン評価がドンと高いがなんとなく様子見。突如2冊まとめてお買い得カウントダウンに煽られポチ。

どちらもミステリーと思えぬサクサク感と最近めっきりお見掛けしなくなった安心安全描写。

例えるならストーンサークルのメインディナーはスナック菓子で、ブラックサマーの前菜がシリアルといったところ。

犯行解説がコナン君レベルに長く納得感が薄い。

個人的に「説明しよう」解決は苦手なのでそもそも相性が悪いのだ。

途中で投げることはないが早く読み終えたい気持ちで加速読みする類。

トップガン マーヴェリック

庶民目線で言わせてもらえば

「トム様によるトム様のための崇拝映画」であった。

トムが好きすぎる同伴者及びマニアの皆様には大変申し訳ない気持ちでいっぱいである。

ここまでやれるスターって本物の宇宙人じゃなかろうか。

プロミング・ヤング・ウーマン

youtu.be

この手のスパイスびりびり系は大好物。

痛い描写がなくても「わかるわかる」ググっと寄ってしまう展開はバッチリ女子受け(たぶん)。

キャッチーな曲といい、緑の木々の中で苦悶する様など繊細なセンスが散りばめられている。

キャリー・マリガンもボー・バーナムもサラっとドハマリ。力みなし。

このキラリ煌めく映画は必見。

マティアス&マキシム

youtu.be

辺り構わず噛みついていた犬が礼儀正しく振舞えるようになった風。

まだまだ若いのに酸いも甘いも数々の修羅を乗り越えテクニックが冴える熟練監督のようである。

自身が充実の日々の中で満たされているのだろう。

稲妻のような瑞々しい恋とその気持ちに正直に向き合うまでの過程が描かれる。これといった新しさはないが丁寧な描写を積み重ね振動させるところはさすが。

あの破壊的ハリケーンのような反逆時代はもう遠い過去である。

パワー・オブ・ザ・ドッグ

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」 トーマス・サヴェージ[角川文庫(海外)] - KADOKAWA

映画の「?」は無事解氷したが、ほぼほぼ原作に忠実であり。

どこまでも鈍感で善良なジョージとローズ。

天才肌で溢れる能力と財力を隠しもせず力振りかざすフィルと、同じくIQは高いが内向性で感情薄いピーター。

ピーターが自分と同等の能力を持つことに気づいたフィルが感嘆し気を許すようになるが、まだ自分優位と見誤ってしまったことが最大のキモである。

ピーターの策略に気づきそれを受け入れたことは生きざまとして壮絶である。

4人のキャラは簡潔丁重に描かれ疑問の余地はなく、ドライな文体は好感度が高い。

1967年にそぐわない作品だったのか?ずっと埋もれていたことに驚く。

原作の凄みを知ると映画はやはり食い足りない。

幸せなひとりぼっち

 幸せなひとりぼっち | 種類,ハヤカワ文庫NV | ハヤカワ・オンライン (hayakawa-online.co.jp) 

スウェーデンのベストセラーで映画化されているらしい。

実直ガンコ人間の物語だが、過剰に甘すぎて自分のような斜めに曲がった大人向きではない。

過激描写ゼロでハートフルに浸りたい方々或いは青少年の読書感想文用にオススメ。