天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

バッド・サンタ

コーエン兄弟の息かかっていて。B.ボブ・ソーントン。なんで、みたんだけどね…うーむ。 ボブ・ソーントンにあのキャラはね~……あまりにも凡々すぎ。 コーエン兄弟の『バーバー』の彼はサイコー!!にクールだったけどね。 ストーリーもイマイチ。おひねりも…

焼け石に水

またまたシビアなオゾンにシビレる!! 50男と彼をけなげに愛する20歳の青年。 男×女であろうが、男×男であろうが、愛し合う→飽きられ→捨てられる‥パターンは共通なんである。 この50男、新しモノ好きな欲望は当然。つ―信念の持ち主。 なじられた挙げ句「仕…

父帰る

なぜなのか?なんなのか? 妙な不安感が最後まで持続。そして雪だるま式『???』はついに最後まで解き明かされることなくストンと終わってしまう。 いついつまでも疑問がぐるぐる頭の中を巡り続け、妙に忘れがたい。 …てわけで、終始「父よ。あなたはいっ…

スイミングプール

おもろい。 人物描写が繊細ていねいに描かれている‥コトは単純だが深くて限りなく静。 このあっさりした殺人(重要な位置付けではない)といい、ゆるゆる流れる時間の息苦しさとじわじわ圧迫されることが逆に快感に変わる。 イケメン!フランソワ・オゾン監督の…

ポケモン‥ミューと波導の勇者

劇場で初めてみました。ポ・ケ・モ・ン。 ストーリーがきちんとできているし、1時間半がけっこうあっという間。 いつも思うんだけど、ポケモンは実にユニークでかわいい‥が‥人がマズい。あの顔、髪、服装。もう少しなんとかならんものか。3Dと音は大迫力であ…

オールド・ボーイ

朝イチでシスを見て。余韻に浸る間もなく、すでに1日延滞のかのビデオを見る。 ルーカスのまったく隙のないプロの仕事を見た後に、この荒削りをみたせいで、ある意味いっそう際だちましたね。経験と貧富の差が。 日本のコミック臭プンプンでしたが、真面目す…

スターウォーズ エピソード3‥吹き替え

最近コドモと一緒映画なので(それはそれですごく楽しい!)、今回も吹き替え版。 『long long time ago‥』が!!黄色い日本語で流れていくのにはしばしア然!! 気を取り直して最後をしかと見届け、全てを見終えた充実感に浸っていたところ‥ 最後に吹き替えスタ…

半身…サラ・ウォーターズ

『荊の城』と同様19世紀のロンドン。上流階級の老嬢(この時代の負け犬)と女囚(霊媒師)の物語。容姿や器量に自信はないが自分は賢い。強い自負を持つことで誇りを保つ貴婦人の姿が痛ましい。自分はできる人間。それをわかってるのは亡くなった父だけ。自己主…

コニーとカーラ

ニア・ヴァルダロスが相変わらずの軽快さとユニークで引っ張る。(トム・ハンクス好みのいい人ぶり) あはは‥とみるにはもってこい。トニ・コレットのでかい口(輪郭くっきり唇)はりっぱにおネエ系で、その道で堂々食っていける設定も難なく納得。ドラック・ク…

荊の城‥サラ・ウォーターズ

最近すっかりミステリー漬け。 19世紀半ばの猥雑なロンドン。 しかるべき身分の人が入る精神病院の描写に関心しているうち、突然展開が直角に折れて驚く。 まぁ、一番のビックリは朗読会のくだり。そこから転調しまくりで、こっちの主役とあっちの主役が入れ…