天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夜がはじまるとき … スティーヴン・キング

何度ガッカリしても手に取ってしまうこの惰性。熱烈なファンというよりマインドコント ロールくずれ。 誰の反応も気にかけず、思いついたことを好き勝手に書き付けた、それだ け。 ラストの糞尿ストーリーはついに崖っぷちから落ちた感。残念すぎ。 大御所でなければ決して許されな…

氷姫 … カミラ・レックバリ

ミレニアムに続くスウェーデン女流作家のミステリーシリーズである。 抵抗なく、むしろどんどんストーリーは追えるのだが、 女性らしい細やかな人物描写や恋愛駆け引きには違和感を感じるばかり で、どうも居心地悪くしっくりこない。 ミレニアムに比べ暗部の詰めがかなり甘く最後までガツ…

ドラゴンタトゥ-の女

無論フィンチャーはキッチリ美しく作り込んではいたけれど、ギスギス感がない、とい うかソフトに美化され空々しい。 荒削りだがスウェーデン版の方が殺伐とした原作の意図を捉えており、痛さが ずっと際立っている。 ダニエル・クレイグは一瞬適役に見えたが、ミカエル・ニクヴィストにあった色…

フライトナイト/恐怖の夜

元祖の評判がかなり高かったので期待していたのだが、 エロさグロさエグみユーモア、どれを取っても標準以下。にも程がある。 そもそもディズニーが扱うジャンルではないし、今時こんな人畜無害ホラーを作るな んてどうかしてる。 唯一コリン・ファレルの息だけ生臭かったか。 コリン・ファ…