天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アイム・ノット・ゼア

ボブ・デイランというひとりの男を6人の俳優が、少年。語り部。若き詩人。ただの男。皮肉屋。世捨て人。それぞれを演じ分ける。 中でも。女にだらしなく家庭を顧みない生々しい男の部分を演じたヒース・レジャーと、対外的にクールな言葉を操る枯れ行く詩人を担当したケイト・…

ミセス・ハリスの犯罪

富と名声をひっさげ女性にモッテモテな独身医師と。 野心とバイタリティ溢れる離婚歴アリ女性の。 殺人に発展するほど愛憎ほとばしる過程と攻防。そして実話。 熟年の域になってなお若い女に嫉妬し、結婚に向かない男にしがみつく女の哀れ。 こうなってはいけません。こ…

ミスト

キング作品の映画化は色々な意味でムズカシイが、コレはまあかろうじて成功の部類。 比較的映像化し易いショーシャンクやグリーンマイルでしっかりキングの信頼を得たフランク・ダラモンはモンスターをも無難にまとめて乗りきった。 しかし。キングファンにとって原作そのものがすでに食傷気味。 虫系…

ネクスト

もう母性をかき集めてもカワイイとは言えないニコラス・ケイジ。 妄想癖ある犯罪者と吹き込まれてなお「信じてる。」と若いキュートな女性に言わせる脚本の極寒さ。 どう見てもそのザンバラ髪とショボい風貌。アヤシイ人物そのものじゃん!! そういう展開であったなら。さぞおもしろ…

クローバーフィールド

全編手持ちカメラ。ひとりがカメラを回し続ける設定。 成功例はブレアウィッチ。 パニック系はかなりムズカシイ。迫力と詳細に欠ける。 しかもストーリーがイマイチ。孵化直前のニワトリのヒナにしか見えない怪獣もイマイチ。 愛の物語のような~怪獣映画の…

パラノイドパーク

ちょっぴりフロド似少年の。誤って人を死に至らしめた後の乾燥感が綴られている。 現実を受けとめられないばかりか、対処法も知らず相談相手もなく。家族はそれぞれ問題を抱えておりガールフレンドはウザく友達は親友ではない。カッコイイと思っていたボーダーはと…

バニラシフォン初挑戦。

シフォンの型(←なぜコレは高いのか?)の安売りについ。反応してしまって。 バニラシフォン。してやったり。 自分で自分をほめてやりたい。という過信こそが明日への活力。 “タネを逆さにしてもなかなか落ちない”ところが残念!っぽい。 しっとりめな仕上がり。 卵白の泡立…