天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

隣の家の少女 … ジャック・ケッチャム

乗ったら最後、上昇一方ノンストップリンチを傍観するハメになる。 実際幾度となく現実に同様の事件がおこっているし、映画においてはもはや規制すらできないほどエスカレートする一方。違いと言えば成り行きの描写が細部まで詳細であることくらいか。 集団になるほどなぜか…

ムーンライズ・キングダム

箱庭のような島、ドールハウスのような家々を背景に、 12歳のはみ出し者ふたりの駆け落ち劇。 ブルース・ウィルス、エドワート・ノートン、カーラ、子どもたち、ビル・マーレイ以外皆可愛い。(司令官がハーヴェイ・カイテルと気づかず驚く) ウェス・アンダーソンの作品は全体緩く見えるが、締めるべき要所(セリフ…

閉店時間 … ジャック・ケッチャム

短編集。 残虐に一切手加減なし。今回もどうだどうだ?という押しをマッタク感じないドライにハマる。 川を渡って。はウエスタン映画が急激に色あせる程リアル。 史実かもしれない疑問すら湧く。 実際あって不思議ないギリギリバイオレンスの虜になる。

桃ももモモ。

福島のモモ頂き。 皮ごとシロップ煮、ほんのり桃色煮汁固めてゼリー添え。 桃缶そのもの。 硬めが扱い易し。甘みに欠ける桃もきっとおいしく仕上がる。 小さい少しかため桃で第2段 桃縦半分に切れ目を入れて、アボガド風に捻ってみたら種の際からすっぽり椀状にくり…

世界にひとつのプレイバック

誰が、というより、アニマル・キングダムのジャッキー・ウィーバー、デニーロ、クリス・タッカーなど曲者が脇役としてフラットに淡々演技しているところがいい。 若干アダム・サンドラーとカブる場面もあったが、ブラッドリー・クーパーの躁鬱病もなかなか上出来。 ラストがメロメロに流れてしまったのが唯一残念。

キャッスル シーズン3

キレイめベケットと自称キレモノ キャッスルはますます吐く息ピタリ脂ノリノリ。 そこまで引っ張るか恋の鞘当ての焦らし、軽いセリフとしぐさの妙、いかにもNYセレブ的生活とNY市警の洗練がすぎるファッション、全てが絶妙な配分でくすぐったい。 少しばかり展開見えたか思いはじめた直後のラス…

コララインとボタンの魔女

ナイトメアの自由自在度がいかに高いか、改めて知ることとなる。 少しばかり美しい場面もあるがハッとする新鮮味はない。 表現が低年齢層限定保守がすぎて大人にはまったく響かない。

黒い夏 … ジャック・ケッチャム

初ケッチャム。 生まれ持った倫理観の欠如、捻れた性質、殺人犯の生活圏の日常を淡々と追う物語。 常道を逸しすぎた猟奇さもないし読者を煽る表現もない、調子に乗りすぎたり勢い余ったりしない冷淡さが魅力。 あってほしい期待は裏切られ決して甘くない結末はリアル…

テッド

お下劣とカワイイのバランスが絶妙。 一見ぱっとしない主役達とオヤジくさいテッドが対等。 フラッシュゴードン(当人)を笑い、幼少時のコスプレ写真に爆笑。 ノラ・ジョーンズのコンサートといいガガ様の曲といい個人的趣味を堂々前面プッシュ。 大人がぬいぐるみ相手に蹴飛ばし投げ飛ばし大喧…