2012-01-01から1年間の記事一覧
キューブリック好きは間違いなくツボにハマる。 しかし隠し球や多彩な変化球操るキューブリックと違いニコラス・ウィンディング・レフンはあくまで直球にこだわる。 センスで言えばキューブリックの圧勝だが、必要最小限に押さえた装飾は揺るぎなき硬い信念を際立たせむしろ好感度高し。 根本は同じ…
TVシリーズはシーズンが進むほど筋を追うことが困難になり無意味と化すが、怪奇モンスター達によるマンガちっくストーリーにそんな心配は無用。 大雑把な方向性だけ押さえ、1話1時間驚きと意外を楽しめばいい。やがて通常容認し難い矛盾までもがチャームポイントに見えてくる。
ああやはり原作もいい。 ライトでソフトなハードボイルド。章は短く簡潔。 なのに情景は線画のように鮮明。 映画は小説から漂うニュアンスをよりロマンス寄りに、繊細かつグラマラスに仕上げていっそう香しい。
ウディ・アレンのピュアとオーウェン・ウィルソンのピュア。 あまりのロマンチックにクラクラ目眩。 情熱的でありながら決して流されないニューヨーカー的スマートさに焦がれる。 年を重ねてなお熱意褪せることなく真剣に人生や恋を語るその姿勢は目指すところでもある。 ウディ・アレンは最近自身の小うるさ…
ベルリン銀熊。 父の着替えの手伝い~ジャガイモ食べる~焼酎飲み~水汲み~馬の世話~が5日間繰り返される。 日を追うごとに馬が弱り、井戸は涸れ、ランプが壊れ、家中の火が消滅する。深く暗い未来を暗示しているようだが少し病的が過ぎるように思える(巨匠に失…
ニコラス・ウィンディング・レフンのオリジナル見つけられず、とりあえずリメイク版。 ヴァルハラ~ドライヴからの遡り。 プッシャー症候群…固有感覚情報、迷路情報、視覚情報の統合がくずれ身体の位置関係を修正できない、まさにそんな具合、 末端密売人が仕事仲間友人恋人との関係をブチ壊し…
ティム・バートンはなぜこんなにもファミリーにこだわるのか。 同じ顔、同じ演技、何度となく繰り返されるマニュアルなパターンにがっかり、特にジョニデ。過剰が過ぎて煩わしい。繊細シザーハンズな片鱗ゼロ。 配役を一新しただけでも印象はずっと好転したはず。 よく似た単純明快アダム…
友達から届いた京土産。 京都物産展ではなかなか見かけないカンジの高級感。 祇園むら田のごまカステラ。 胡麻をまぜてなお、生地のきめ細やかさとなめらかさ損うことなし。やはり京菓子グレード高し。 原了廓の黒七味。 聞くも見るもはじめて。 うどんにハラハラ振…
素材にこだわった上品なかたパンやわらかパンが整然と店内に並ぶ。 中でも濃厚卵凝縮のキッシュとラズベリーあんパンがオススメ。 キッシュは厳選卵の旨味をダイレクトに食べてるイメージ。 ラズベレーあんパンの白あんは口の中でベリー香をふんわり弾く。ベリーとの相性が抜群すぎてかかさず…
長年の嗅覚というべきか、とにかく観る以前より強烈な気を感じる。 ここ近年ずば抜けて鮮烈。 しぐさや指使い、語らずこれほど豊かに表現できるゴズリングくんが絶品。他共演者も抑え気味に負けず劣らず。 ストーリーは単純、顔の陰影や十二分の間と瞬発グロテスク、コント…
一章毎語り手が入れ替わり早い段階で犯人は絞られるが、確信がもてない部分だけで引っ張り続け逆に途中やめられない。 家族描写はシンデレラ風で、プロットも古風、それでもこのようなに落ち着き払った正攻法は安定感バツグンである。 但し中毒性はない。
ドライヴ(新作)観たい観たい!気持ちをググとこらえ、予習用ヴァルハラ(新作だが7泊)を借りる。ドライヴは余裕を持ってじっくりモッチリ味わいたいもの。 やはりこの監督、ナニか持ってる感ありあり。 それにしても細かく仕切られた章の言わんとするところは理解できる。が…
虫(約コスタリカ)が好きで好きでたまらん!具合が溢れる書である。 好きすぎるあまりこだわり写真テクをも極めてしまった著者による、愛くるしい虫たちの写真もオドロキのオンパレード。 植物と見紛うほど美しい虫こぶ、寄生した蜘蛛を自在に操るヒメバチ、キノコを培養するアリの…
残念いよいよ最後のフロスト気質。 分厚い上下巻をじっくり読んだ。つもり。 相変わらず下世話なフロスト節は絶好調、いい人ネタの隠し球もチラチラ、 毎度お馴染み複数事件を併走、今回は誘拐事件が軸となっているため徐々にヒートアップ、終盤の緊迫感押し寄せる時間との…
母をヘロインで亡くし、ギャング業営む親族に引き取られた青年の苦悩を描く。 一家はまさしく凶暴と虚勢と強迫観念に駆られたアニマルな人種で、道徳観や秩序が著しく欠落しており、未成年という弱さを抱えたまま、目の前で繰り広げられる狂気にひたすら感情を殺し氷の…
これっぽっちの容赦もないラース・フォン・トリアー作中、軽めで難易度低い内容であった。 しかし掘り下げは十分、監督本人を悩ます鬱のだるさを余すことなくリアルに描いている。 キルスティン・ダンストなかなかやるじゃん、だったし、24の残像を見事払拭できたキーファー・サザーランドは幸…
WWE2days興業の合間、久しぶりに浅草周辺のブラブラを満喫。 浅草仲見世を通り抜けて浅草寺に立ち寄り、少しばかり敷居高そうな老舗浅草今半でランチをいただく。夜メニューには分不相応料理がズラズラ並ぶが、ランチはまあまあお手ごろ価格。百年牛丼、二段重(百年牛丼/ステ…
8月10日(2日目)観戦。 ハウス … オンエアされない巡業故、TVほど気迫漲るパフォーマンスは当然期待していなかったが、いざ試合が始まるや頂点に君臨するスーパースターの煌めく存在感に圧倒され、改めてショービズとして完成度の高さに驚嘆す。 鍛え抜かれた肉体の強さだけでなく、…
アップテンポで歯切れ良く、期待を裏切らない安定感はいつも通り。 流感による人手不足の中次々と事件が積み重なり、展開がせわしなく慌ただしいが、混乱なくキチンと読ませるテクはさすが。 フロストのギャグはてんてこ舞いになるほど快調饒舌、まるでコントの域。 事件の残…
いわゆるムショものであるが、アメリカ的無法閉鎖空間におけるいざこざバイオレンスではない。 読めない書けない無学なアラブ青年が脅され利用され、しだいに処世術を会得し度重なるピンチを辛くもすり抜け徐々に己の道を切り開く様を描く。 序盤は逃れられない圧倒的力関係…
更に深まるドタバタ混乱と混沌。モンスターのおもちゃ箱といったところ。 えーーーソレあり???がハマれば最後まで楽しめる。 先入観や常識の垣根を取り払い、突発性突飛を疑問視せずスッと透化させ るべし。 TVを見てるシーンのWWE シナvsスワガー戦が大いにウケた。
何度ガッカリしても手に取ってしまうこの惰性。熱烈なファンというよりマインドコント ロールくずれ。 誰の反応も気にかけず、思いついたことを好き勝手に書き付けた、それだ け。 ラストの糞尿ストーリーはついに崖っぷちから落ちた感。残念すぎ。 大御所でなければ決して許されな…
ミレニアムに続くスウェーデン女流作家のミステリーシリーズである。 抵抗なく、むしろどんどんストーリーは追えるのだが、 女性らしい細やかな人物描写や恋愛駆け引きには違和感を感じるばかり で、どうも居心地悪くしっくりこない。 ミレニアムに比べ暗部の詰めがかなり甘く最後までガツ…
無論フィンチャーはキッチリ美しく作り込んではいたけれど、ギスギス感がない、とい うかソフトに美化され空々しい。 荒削りだがスウェーデン版の方が殺伐とした原作の意図を捉えており、痛さが ずっと際立っている。 ダニエル・クレイグは一瞬適役に見えたが、ミカエル・ニクヴィストにあった色…
元祖の評判がかなり高かったので期待していたのだが、 エロさグロさエグみユーモア、どれを取っても標準以下。にも程がある。 そもそもディズニーが扱うジャンルではないし、今時こんな人畜無害ホラーを作るな んてどうかしてる。 唯一コリン・ファレルの息だけ生臭かったか。 コリン・ファ…
お土産に頂きました。 ゲー最中苦手ーーー なワタクシでしたが、なにやらタダならぬ仰々しい神々オーラにグイグイ押され、つ いパクパクふたくちでゴックン。 フツーの最中より甘くない?皮もメタメタせず、うう~~しかしやっぱ最中は最中 やん、 ところが、チョイと調べたらなんだ?受…
今年も上寄木ラグビー会場へ向かう途中に立ち寄り。 とことん西根特産ほうれん草にこだわって、今回はほうれん草カレー。 ほうれん草たっぷり色鮮やかなココナツミルク風味グリーンカレー。 タマネギにんじんが入った家庭的レシピがドンピシャ、体によさげなメンタル満足度 高し。 なかなか…
本店で何度かコーヒーとケーキを頂いたことがある。 モカと、、、よもぎ?!プリンを注文。 席はせいぜい7、8人が限度。他におひとり様がふたり、それがしっくりくる 空間でまったり。 下部にヨモギ層、上部には小豆が乗っかっていて。すごく和テイスト。合う合う。 コーヒー。モチロン文…
アメリカの貧困層とは明らかに違う空気感漂う極貧地帯。 一族という括りであったり、麻薬製造が生業だったり、ここはまるで… ミズーリ州に実在するヒル・ビリーと呼ばれる被差別貧困層であるらしい。 ガラクタ溢れるボロ家が点在し、生まれて死ぬまで貧困から逃れられない、…
→ http://www.youtube.com/watch?v=988G6qYiWvg WWEビギナーですが、ズブズブ深みにハマっております。 初めて見るPPVは想像遥か超越、度肝を抜く肉弾戦に姿勢変える隙もなく、尿意すら散る大迫力。 本気度MAXのガチ試合パワーはストレートに伝染。 リアルタイムで見たかっ…