天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

ニーチェの馬

ベルリン銀熊。

父の着替えの手伝い~ジャガイモ食べる~焼酎飲み~水汲み~馬の世話~が5日間繰り返される。

日を追うごとに馬が弱り、井戸は涸れ、ランプが壊れ、家中の火が消滅する。深く暗い未来を暗示しているようだが少し病的が過ぎるように思える(巨匠に失礼)。

途中2度眠りこけ、3日かけてゲームオーバー、2日延滞。あるいは?1日1話×5日という時系列で観ていたなら多少は臨場できたかもしれない(今閃き)。

こんな由々しき事態は過去を振り返っておおよそ3本、

ジム・ジャームッシュのベルリン天使の詩(だらだら続く憂鬱により精神的ダメージを被る)

アンゲロプロスのアレクサンダー大王(硬質ダイヤドリルの如く持論が展開、序盤でお手上げ置いてけぼり)

タルコフスキーの鏡(詩的レベルが高尚すぎて理解不能)

そーゆー意味で鮮烈な記憶として今も留まり続けているグループ入り。決定。