http://ronso.co.jp/book/%E9%9B%AA%E3%81%AE%E5%A2%93%E6%A8%99/
今回も古さは微塵もないし女性から目線もない。
しかし2作目でハッキリ気づいたこと。
男の好みが完全リンク。アーティストに憧れる、と同。
翻訳の素晴らしさもあり淀みなくスイスイ流れあっという間に読み切る量に不満が残るが、人間関係の狭さ的にこれがビンゴ限度なのだろう。
この文体はツボ。この先もハズレないことを確信。
納得感抜群なのでチョイチョイ挟みたい。
ヘイトフル・エイト
http://gaga.ne.jp/hateful8/top/
平日であっても、長尺であっても今すぐ見たい。
古き悪しき西部、8人の女たち(フランソワオゾン)風舞台チックな密室劇、いつものヤンチャなメンバーによる飽くなき悪ノリ、コミックばりスプラッター、瞬殺、ゲス&ヘイト、そして今回も音楽には深ーく共鳴、
まず自身大いに楽しむことに徹しつつ観客を同レベルに引っ張り上げる手腕はもはや別格。
全く先が読めないくせオチの収まり安定感は抜群でカッコよく清々しい、そもそも脚本がすごいわけだが。
4章では例のナレーション、ドメルク目線で瞬時に切り替わるピント、しかもわざと揺れるソコ?アチコチ埋め込まれたサプライズの面白さにテンション振り切れ。
終盤満を持しての登場イケてる爽やかチャニングお約束残念すぎる末路にやっぱり失笑。
やめるとかワガママ言わずジーサンになってもハデに暴走し続けてほしい。お願い。
レヴェナント 蘇えりし者
寒いわ痛いわ、むしろトムハーディでしょ、と言ったら叱られそうですが。
やはりレオ様の男優賞には小声で異議アリ。
実話と言われてもイケイケ暴走は限度を超え、昔の人がいかに頑丈であったとして、軽く3度くらい死んでるランボーボディである。
この監督の映画は2、3本見たが、とっつきにくくクセがあってあまり好印象ではなかった。
しかし今回は定番中のド定番、多少盛ったくらいがちょうどいいエンターテイメント超大作という括りで、娯楽映画としては上々の出来といえましょう。
久々見た20th Century Foxあのサーチライト!結局この先もこの路線を貫くつもりだろうし。時代の流れ的むしろソッチが驚異的かも。
特捜部Q~キジ殺し~
http://www.tokusoubuq.jp/
これはたまらん! ザ・スウェーデン!のお見事。
前作超え。一層北欧に惚れる。
痛々しく残忍な闇は相変わらず暗く濃厚で深い。
主役ニコライリーコスが本当に素晴らしく、ファレスファレスの徹底した抑えも好感度絶高。
ピウルアスベックはジョニデ激似だが本家よりずっと忠実に悪役をこなし、女優陣もうまく勢いの波に乗る。
一刻も早く!キリング3を出してほしい!モチロンQの続編も渇渇切望!
マルヨウ
たまたまfulalafuさんに置いてあった名刺発見早速訪ねてみた。
幼少時住んでいた懐かしすぎる地にひょっこりカフェ。
陶房が隣接していて店内には愛らしい陶器が行儀よく陳列。
http://oshulife.com/archives/1718
無論珈琲はfulalafuさん。本日のおやつセット注文。
ほくほくマフィンとヨーグルトでほっこり。器はんなり。
無実・・・ジョン・コラピント
なんの非もない善き人を貶めることに無上の喜びを感じる人物を描いて読者の不快を煽る
新手の切り込み。
ケッチャムとは全く毛色が違う。
予想以上のメッチ打ちに吐き気催すほどムカつくが、一縷の望みにすがるあまり一気読みしてしまう結果ともなり。
賛否評価分かれるも納得。
まさに典型的良心をもたない人たちの括りに属す人物の、餌食になった善良なる者の不条理を読後も消し去ることができない。
嫌悪のあまり、しばらく同作家の作品は読む気になれない。
バックシュトゥーベ
今年の盆も遠野 要さんの予約取れず、少々遠回りになったが思い切って花巻方ポールさんのドイツ料理店(要予約)を目指す。
http://www.backstube-hanamaki.com/voice.html
お盆期間中ランチプレートのみ、期待のコースは残念次回持ち越し。
元々陶芸家と聞いていたのでライトな家庭料理寄りと想像したが、ひんやりサッパリ胡瓜の冷製スープから始まり新鮮な地元野菜、キチンと作られたキッシュ、昨年ドイツで賞を取ったソーセージ~ディルのケーキまで手間暇かけたおもてなし料理を満喫。
ドイツ独特のモサっとパンやケーキにもだいぶ慣れ、むしろ噛みしめるほど味わい深いシンプルの虜になる。
噂通りかなり美味しい。添えられた自家製ヨーグルトのホエーとチーズのソースも深く印象に残る。近年甘さを最前面に置いたふあふあしっとり系から離れつつあったが、こちらオトナ仕様のケーキは毎日食べても飽きないタイプ。
土産にお茶目なドイツ製錫細工を迷いに迷って購入しご夫妻に別れを告げたが、すぐ側大沢温泉に寄る余裕があればなおよかった。無念。
良心をもたない人たち・・・マーサ・スタウト
http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_1929.html
ナルホドと思うところはあっても解説ばかり長すぎて読みにくかった。結論として対処法がないため多くの事例と詳しい顛末、加えて少しの補足があれば眠くにならずにすんだはず。
良心のカケラもない(多少とか中間はない)サイコパスにお目にかかったことがないため25人にひとり(クラスにひとり!)説には疑問を感じる。
サイコパスノベルの読み過ぎで過剰すぎる刺激に慣れすぎたせいかもしれない。
教授のおかしな妄想殺人
http://kyoju-mousou.com/
久々劇場鑑賞ーーーとても涼しく楽しかった。
個性的猛獣の扱いに長けるウディアレンと知的テク垣間見えるホアキンとエマストーンの相互関係はとても滑らかで相性抜群、邪悪な妄想殺人の展開はコミカルで軽快。
今回もズバ抜けたセンスの衣装でエマストーンの愛くるしさ(妖精の如し)を最大限引き出し、アレンをなぞった(容姿端麗に太鼓腹を付加する抜け感付き)ホアキンからは片時も目を離せず。
生気に欠けるだらしない様子からすでに魅力ダダ漏れ、妄想に憑りつかれてから放つ輝きたるや見惚れすぎてついストーリー逸脱度々自失。彼最大級の才能を見る。満足度200パー。
次回作はジェシーアイゼンバーグとクリステンスチュワート&スティーヴカレル*1
眩暈がするほど素敵!
そろそろウディアレンコレクションの買い時か。
*1:笑