初回、ただただ濃いめな役者のオンパレードに一抹の不安を覚えたが、回を追
うごと奇妙さが一層際立ち、それぞれかなりの変人ぶりがツボにハマる。
タイトルで毎度目にする主役エミリー・ローズの名前にも毎度ウケるし、最後まで
過去作品を思い出すことができなかったエリック・バルフォーも気になってしかたな
かったし(24、ヘルライド、インハーシューズで見た模様)、地味すぎるネイサンもじ
わじわ株を上げ、結局この町には誰ひとりとしてまともな人間がいないとこ
ろが最大の魅力であると気づく。
S.キング原作コロラド・キッドは読んでいないが、過去映像化された彼の作品中
かなり上位に位置する。
久々のブラボーである。