天井桟敷

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なぜ蜂は大量死したのか … ローワン・ジェイコブセン

ハチはなぜ大量死したのか

3/4ほど読み終えた所(一段落)で一旦保留したまま2年の月日が流れ。

先日ラジオが大量に消えたミツバチの話題に触れ、まさに読みきるなら今でしょ!とばかりに一気読み。

タコ部屋に押し込まれたミツバチたちが、受粉奴隷として農場から農場を渡り歩きながら、農薬まみれになって死に絶える、野生の蜂も同様農薬を巣に持ち込み死に絶える、そんな話である。

人はストレスに弱い種を破滅に追いやり、苦難をかいくぐり逆境に負けない種だけがなんとか生き延びる。

もはや不自然がどうにも止まらなくなった地球はいびつさを増し、その先を知らずにオサラバできることだけが唯一の救いに思えてくる。