天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

2015-01-01から1年間の記事一覧

インターステラー

久々にコッチ系観ました。突き動かしたのはマシューマコちゃん。まさかこの域まで到達するとは。予想をはるか凌ぐ演技魂。ひとり勝ち。SF部門に関しては可もなし不可もなし。マコちゃんの強靭な力技で一気に押し切られる。むしろそれが全て。見る価値あり。これだけゴーシ…

ノア・P・シングルトンの告白・・・エリザベス・L・シルヴァー

死刑を待つ女囚の独白。家族、被害者とその母、ボーイフレンド、友人、関わった人物は皆脆弱で、なんとなく合流し大きな濁流となって死刑判決へなだれ落ちる。諦めと甘受の中、恩赦のかすかな救いを見つめ心揺らしながらも淀み続ける。真相と過去が相殺されたかに…

東京土産

購入は東京駅構内限定ということで、根本をグリグリ検索。発見したのは、TORAYA TOKYO(とらや)東京ステーションホテル2Fカフェそれぞれの店舗に限定品がある。コチラはパリTORAYAの「ポワールキャラメル羊羹」やら「あずきとカカオのフォンダンショコラ」やら置いているらしい。http://allabout.co…

北陸フェア

北陸新幹線開通日たまたま大宮。 駅構内もデパートも北陸物産フィーバー そそられるパッケージ続々グルグル迷う。 体を絞っている都合上、甘系は小、おや?っと系をチョイチョイチョイス。 石川 華てまり ゴロゴロ胡桃を埋めて固めた小豆に和三盆コーテ、上品ホロホロ美味い。 富山 幻魚せ…

ジュピター

https://youtu.be/R7eOOHEsaS0 フラっと映画館へ。 公開初日だが入りは1/4くらい。 名作マトリックスから屁理屈とダーク色抜けばこーなるか。 梵帳なストーリーかつ2Dとなるともう可もなし不可もなし。 のハズだがアラ不思議、 一旦彼ら(姉!弟)の手にかかれば浅い内容も簡潔簡…

その女アレックス

2014年ミステリーベスト1らしいが。 ?ハテ?一体どこに称賛の値があるのか? そもそも初っ端の事件が消化不良のまま別事件に移行、接続部も弱ぎて釈然としない。 仮説と強調しながら刑事が全容を語るが、くどい解説は興ざめるばかり。 人物像はどれもぼやけ、猟奇っ…

FRANK フランク

感性に訴える技法にとりたて目新しさはないが、ほぼマイノリティでピュアに生きる人々のはかなさともろさをふんわり泡立て、軽めお洒落なデザートに仕上がった。 このような種と俗物は決して交わることはなく、ガラスケースに入れそっと見守る以外手段はない。

京都土産

息子に頼んだお土産。鍵善良房 kagizen 飴雲http://www.kagizen.com/デザインがほっこりかわいい。変な後味を引かないシンプルな甘さ。全く飽きない味。違う絵柄でまた購入したい。 鍵善 おいもさん/東山 流行や現代の好みに流されず。甘さも身の入りもキッチリ古風…

ジゴロ・イン・ニューヨーク

http://youtu.be/Kmdje2sTPeQ タトゥーロとウディアレンの傾向は酷似している。 ウディアレンの出演でアレン色は一層深まり識別できない程である。 ユダヤ教を絡ませエロいジゴロと純愛双方両立させる難しい設定を説得し納得に成功。違和感スッキリ取り払ったうえで大人の恋をライトにホロホロ…

シトロン

ぎりぎり徒歩圏内にステキなカフェがオープン。以前個人受注のバースデーケーキをお願いした経緯もあって首長待ちわびており。内装もケーキも珈琲も紅茶も全て、朗らかで繊細な店主のお人柄そのもの。とことん追求し進化しつづけた経緯がハッキリ見える完成度は高い。ケーキ焼き菓子に…

スキャンダル シーズン1

黒人女性を主役に据えただけでも大いなる賭けであったが、負け知らずの敏腕フィクサーに加え白人大統領の愛人という設定でグンとハードルを上げて挑むケリー・ワシントンには多大な意気込みと努力の痕跡を見ることができる。 直視してくる瞳は美しく周りが霞むほど強いオーラを放…

ブリッジ シーズン2

シーズン1の呪縛を引きずったまま新たな事件突入。 デンマークとスウェーデンをつなぐオーレンス橋の夜景は長く暗く冷たく美しい。 人格障害気味のサーガ、魅力的で女にだらしないマーティンは無論、登場人物ひとりひとり細部まで丁重に描かれており、必要以上感情移入してしまうが決…

ゴーン・ガール

http://youtu.be/aq8X4FUMvKo 限りなく原作に忠実。 展開を知ってはいるがディテールや演技ばかり気になる。 的確だが小ぢんまり、ストーリ自体の衝撃以上に仕掛けはなく、主役ふたりもイマイチ浅い。要は人物像が薄っぺら。イチバンのガッカリは後半衝撃的に急転する妻優位の…

Women's Liberation

これぞザ・昭和の名曲を ケイコ・リー、Chara、土岐麻子、野宮真貴、Fried Pride、Mika Beyond Jazzの6組が英語でシャレオツに歌い上げる。 真夏の出来事 に関しては平山三紀の原曲が素晴らしすぎて比較にならないが、他曲は休日に脱力系超軽ボッサな仕上がり、通しで聞い…

ゴーン・ガール

映画の前に原作。 生粋ニューヨーカーの妻とミズーリ育ちの夫。 上巻。結婚生活が徐々にズレズレ~冷え冷えする過程と人物描写が巧みで、事件に発展するのも致し方なしという印象、どちらかといえば夫贔屓に描かれる。 ところが下巻は一転、出だしから妻の変質狂ぶりが急…