天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

フォックス・キャッチャー



かなりフィクション性が強いらしいが、やはり映画は魅せてナンボ。そういう意味で完成度は高くドラマチック。
金では決して手に入らないもの、大富豪のもとに生まれなくてよかった仕立て。
マークラファロがとても素晴らしいが、あのマジックマイクがゴリゴリのイモ兄ちゃんを演じ、ゲットスマートな童貞男がシリアスに転じる、たったそれだけで違和な緊張感が途切れない。
冒頭から危うい霧に包まれ、ひとつまたひとつそぐわないアイテムが積み重なり、クルクル回りながら滝壺へ向かっていく。そんな流れ。
お口直しXXLを観に行きたい。そんな気分。チャニングの肉体がギアチェンジしている!
https://youtu.be/ooEZZW6wG5k