2014-06-04 危険なプロット えいが カ行 映画・テレビ 現在までのオゾン作中、最高評価。 文才なき国語教師が教え子の実況作文にのめり込むさまを描く。 核となる映像と共に語られる作文がとにかく秀逸。 密かな覗き、しかけた罠の告白、他人の日常に潜り込み冷静かつ辛辣な分析をする、かと思えば少年らしい欲望と現実の狭間でふあふあ揺れる。どこまでがフィクションでノンフィクションなのか。教師と並んでプロットのつづきが待ちきれない 平凡な日常をこれほどスリリングに描く手法に舌を巻くばかりである。