天井桟敷

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あるスキャンダルの覚え書き

あるスキャンダルの覚え書き

ラストあたり多少弱体が見られるが、ジュディ・デンチの円熟演技に感心することしきりである。
クールで自由奔放なケイト・ブランシェットもピタリ役。

ひとり身の寂しさが激しく歪んで、オトモダチを束縛したい病に憑かれたオールドなミスのお話である。

スキャンダル自体もハラハラするが、そこにつけこむ汚いストーカーぶりもなかなか見応えアリ。

ミザリーキャシー・ベイツほどの偏執狂ぶりはないが、この程度の執着を持つ人なら現実近くにいるよね。