天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

希望のかなた

アキカウリスマキ作品の常習性は特に高い。

毎度のメンバーを見て「ああ」懐かしい気持ちになるし、本当はひどいことをソフトに描きほんわかやさしい。そう。結局やさしさがずっと勝るのだ。

お洒落な北欧イメージを覆す極端に廃れた情景に混乱し、古く辛気臭い小道具に終始戸惑う。

これらは彼の仮想設定なのか?本当のフィンランドの姿を自分の目で確かめたくなる。

モチロン音楽も変わらずカッコイイ。これ見よがし壁に掛けられたジミヘンの特大ポスターに笑。