天井桟敷

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殺人鬼ゾディアック ・・・ ゲーリー・L・スチュアート

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で???
いかにそれらしくはあっても決定打(DNA判定)がなければ単なるダークファンタジーの域に留まり結論はゼロに等しい。
大半は自分を捨てた父と母の特異、愛情を注いでくれた養父母の歴史に割き、むしろこちらの方がよほどドラマ性高く数奇である。
ゾディアックに関してはありきたりの情報と憶測ばかり、後半いつのまにか実父をゾディアックと断定して扱うが、簡単にその手に乗っかるわけにはいかない。
証拠が筆跡や日付の一致、被害者の特徴が実母に似ている(とも思えない)といった線の弱さばかりが目立ち、切り札なしフライングのおかげでラストに盛り上がりもない。この一石で世論がDNA検査を後押ししてくれることが望みなら続編で見方が好転する可能性はある。