天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

ミニーゲッツの秘密



出だしの甘いロリポップはほんの軽いジャブにすぎなかった。
好奇心旺盛すぎたハメはずしまくり女の子の暴走に留まらず。
全てがユルかった70年代の設定でなければシルアスな問題作になりかねない危うさを孕む。
大人コドモ時期のわけわからん混沌と混乱と悶々はシュールかつリアルで、イラストとアニメはセリフにできない大いなる共感を思い起こす。
ハラハラの連続だが、子供だった自分と親目線の間を大きく揺れながら存分楽しめた。
とてもいい作品だったのでぜひ。