黒人女性を主役に据えただけでも大いなる賭けであったが、負け知らずの敏腕フィクサーに加え白人大統領の愛人という設定でグンとハードルを上げて挑むケリー・ワシントンには多大な意気込みと努力の痕跡を見ることができる。
直視してくる瞳は美しく周りが霞むほど強いオーラを放ち、彼女だけに気を取られる。
他登場人物の設定が奇天烈すぎたり妙にオトモダチだったりイラつく部分も多々あり。それでもその先の展開に対する期待だけはなんとかキープ。
ラブシーンには相当な違和感があるし、多すぎる禁断の恋愛場面は時代錯誤甚だしい大甘臭の極みだが、シーズン1はまずまず成功と言える。
しかしいっぱいいっぱい。なんとか終えた先のシーズン2には多少不安を覚える。