天井桟敷

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黒い夏 … ジャック・ケッチャム

黒い夏 (扶桑社ミステリー)

初ケッチャム。

生まれ持った倫理観の欠如、捻れた性質、殺人犯の生活圏の日常を淡々と追う物語。

常道を逸しすぎた猟奇さもないし読者を煽る表現もない、調子に乗りすぎたり勢い余ったりしない冷淡さが魅力。

あってほしい期待は裏切られ決して甘くない結末はリアルで無情だ。

もっと次々読みたい。