天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

アンチクライスト

美しいプロローグにポカンと見とれる。

前半向かう先がまったく読めず、いつものようにただ食い付いたまま引きずられていく。

半ばを過ぎたころ、なにやらシャイニングのようなミザリーのようなキングぽい空模様、らしくない凡庸さにとまどう。

精神劇として食い足りない、ジャンル『18禁サイコスリラー』角度から見ても不満足。

タルコフスキーへ捧げる。意図も不可解。

どうしたことか?伏線だらけの懇切丁寧は余計なお世話。