天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

リッキー

オゾン流独自路線を突っ走る寓話である。

羽がなくてもリッキーは天使そのもの。

邪心には当然罰下り、そこではじめて人は己の愚かさに気づかされ悔いて

すでに遅し。

懺悔し。祈り。光にすがる。諸々。

旨い料理であるのに、実は化学調味料タップリみたいな、常に疑惑と不審感

を抱きながら斜に見てしまう緊張にハマる。

今イチバン気になる監督かもしれない。