天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

ミレニアム3眠れる女と狂卓の騎士

小説を置き去りに、見てしまった。

結末を知った上で読み直す類の小説ではない。しかたない。

1も2もダークを貫いていたのに、3にきて急転、悪に鉄拳、白日の下に曝け

出す、正義を翳す、みたいな展開、モチロンそれでいいんだけど、まん丸に収

まりすぎてモゾモゾなんとなくアレレ気分。

きっと作者の生き様同様エンディングが早すぎたのだ。

もっと膨らませ引き延ばしシリーズとして続けられる話だったのに。

無念である。