天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

闇の列車、光の旅

メキシコという国の現在が数十年前とまったく変わりないことに驚く。

貧困、ストリートギャング、不法入国、危険をかいくぐって無事国境越えてなお貧

困から抜ける術などなく、どっちに転んでも負を背負ったまま未来を生きる定

め。

当然若さに希望はなく。どうしようもない閉塞感の中ただただ今を生きる。

平気な人殺しが横行し、幼子はタトゥーとギャングに憧れ、尚更恋などまともじゃ

ない。

大袈裟でもなんでもないこの世界をこれからも救う術はない。