天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

プレシャス

ハーレム、虐待、底辺の生活、救世主が現れ必死にどん底から這い上がるスト

ーリーに新しさはなく、主役の新人ガボレイ・シディベの強い演技だけが光る。

時折ホームビデオみたいな撮り方だったり、ドキュメント風であったり、決して心揺

さぶるドラマ仕立てになってはいない。

抑制が利いた切り口がありがちな貧困家庭の日常を意味しているようであ

る。