野球部員達を連れて旅にでる。
遠征以外の観光旅行は最初で最後。
ここ氷渡探検洞は今年で閉洞と聞き、今回ぜひ見せておきたかった筆頭ポ
イント。
つなぎ、軍手、長靴、ライト付きヘルメットを着用して、洞窟入り口集合。
ガイドの方が鍵を解き洞窟の扉を開くと、中からドライアイス様の冷気が一気に
吹き出る。
中に入って再び扉を閉じるとそこはもう漆黒の闇。と静寂。
自身の頭上ライトとガイドのペンライトを頼りにいざ出発。
岩をよじ登り、水たまりを進み、見事な鍾乳石を眺め、狭く険しい洞をズンズン
前進。
最初ペチャペチャ無駄話をしていた子供達も次第に無言、足場の確認、後方
へ指示伝達、互いに注意を促す以外、時折感嘆の声が聞こえる程度。
自然の神秘と不思議、その造形美に圧倒される。
往復1時間程であったが、洞内に充満する清水ミストシャワーがとにかく心地よ
く、適度な疲労と心身浄化の感覚が残る。
地味ではあるが、岩手の観光名所としてピカイチ。是非再度公開していただ
きたい。