天井桟敷

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余波…ピーター・ロビンスン

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バンクスはかなりタイプの男。2夜連続夜なべで一気に読み切り。

特異な虐待殺人をメインに据え、過剰防衛、誤捜査、自身の離婚問題、恋人とのいざこざ、など盛りだくさん、右も左もぼうぼう火の車で飽きさせない。

過重な積み荷のせいで、下巻中程までは常に速度オーバー。

結果がチラチラ見え始める頃急速に景色が平坦になる。

確かにアニーとの関係もマンネリ気味で、やむなし路線、に転換を計ってはいる。

それでも結末は少し雑で急きすぎか。

読みやすさに関しては文句無し、すでに出来上がってる続編も手に取り読んでしまうであろう。