天井桟敷

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ファーストフード・ネイション

ドキュに近いリアルさ。金輪際ファーストフードには手を出しません。懺悔パンチをオトナ達に与えることに成功。
しかしながらエログロが青少年には不適。万人向けでないのが残念。

ファーストフード社の管理職、現場管理人、バイト店員、末端食肉加工場のメキシコ人不法労働者。ファーストフード業を支えるパーツに光を当てて闇部を引きずり出す。
ひねりがないところが気になるもの、言いたいことはよくわかる。

ご愛敬のつもりなアヴリル・ラヴィーンはマッタクのお飾りであったが。ポール・ダノは相変わらず愛くるしく。
顔のシミもそのまま。ダサいポロシャツで業界のワルを好演したブルース・ウイルスにはまたまた畏敬。

これにてファーストフードのヤバさ再確認。
しかし。製造機械の速度はさらに高速化し、世界中にばらまかれた低価格高カロリーお手軽フードは無知な人々の胃袋を鷲掴む。