天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

Vフォー・ヴァンデッタ

ウォシャウスキー姉!弟よ!ホントにラリーはリンダ になってしまったのか?!
…とにかく理屈っぽいのを通り越して屁理屈の域。みんなで多くを語りすぎ。これって監督のせい?でも脚本にはまちがいなくセリフがガッツリ書き込まれてるよな。しかも…“V”ってゾロみたいにカッコイイわけじゃないしマッチョでもない。ペラペ~ラとやたら語るおじさんで、ロマンチストかと思いきや好きな女性を拷問していたぶるなど、やってることがかなりヘン。「好きになってしまった。。。」というセリフもキモいんですけど~。アタマおかしい人にしかみえませんって。。
映像も薄っぺらで散漫。

『バウンド』のねっとり感や『マトリックス』のハイスピード感のかけらもなく、唯一目を引いたのはかの同性愛の描写。マイノリティのせつない気持ちがこの短いシーンにバッチリ描かれてはいる。次作は思い切ってここの部分を主題にした作品にしてはどうかしら。リンダ?