天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

橋の上の娘

『愛の形態(変態)』がいかに奥深いか…を。語るはこの人!パトリス・ルコントォ~~~!

主演はフレンチロリロリバネッサ・パラデイィ~~~!
今回もかなりDEEPなんで、深夜。部屋は暗く。集中してご覧あれ。
以前より、“ヒモ”(髪結いの亭主)や“のぞき”(仕立屋の恋)などが誠、愛のカタチのひとつであることを謳っていたが、この作品はさらにエロさ増量である。精神的結びつきの強さと信頼、あるいはお互い激しく依存しあうことによって、肉体的以上、究極の快楽を手に入れるお話である。
この成熟した大人の男性による熟成した作品を見ると、今までいかに古典的恋愛観念映画ばかり観てきたかに気づかされる。
そしてあの若さでこの役を演じきったバネッサがスゴイ。おバカっぽくエロエロクラクラ光線をまき散らしながら、完全にその種類の愛の意味を納得体得しておる。さらに“waiting for the man”の歌声を聞けば、外見、映画のイメージと裏腹、まさに熟練工の域。レニクラやジョニー・ディップ(そしてパトリス・ルコントも!だ)が入れ上げるのもよ――くわかるってもんよ。
…でも…隣りに置いてあった『エイリアンVSバネッサ・パラディ』って…ナニ??これダイジョーブ??