天井桟敷

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クラッシュ

『ミリオン・ダラー・ベイビー』の脚本ポール・ハギスが監督。日々起こりうる人種摩擦をいくつかつなぎ合わせていくうちに、人間関係が微妙な輪になって浮かびあがってくる仕組み。点と線はつながったけど…な~んとなく食い足りない。。。マット・ディロン演じる警官はちょいワルとちょいヨシ間で小幅な揺れだし、どうでもいい韓国人はあり得ないキャラ。ドン・チードル親子の件も聖書的定番だ。そんな中、ライアン・フィリップ演じる正義をかざす巡査の悲劇が唯一!黒人と白人の埋まらない溝を浮き彫りにしていた。日常の枠を越えることなく、これといった見せ場も訪れず。気づけばエンディングだ。
同じような展開の『マグノリア』の方がずっとサクサク切れがよくパワフルかつスピーディだった。
マット・ディロン!!(マット・デイモンはすごく苦手だ)は『レベル・ポイント』からず―っと観察し続けてきた。ぽっちゃりした不良少年だったのが、甘さを多分に残しつつゲッソリ痩せてシャープな男へ見事変身を遂げた。それでも今回のようなおじさん役はまだまだ早い。だって相変わらず目はキラキラしてるし口元がセクシーすぎるんですもの。わざとらしい青い剃り跡は似合わなくてよ。