天井桟敷

食。映画。音楽。本。旅。そしてベタ。

ロード・オブ・ウォー

ニコラス・ケイジってやっぱりおもしろい。ハゲそうでハゲきらないところも毎回気になってしょうがないのだが。…やはり植毛なのであろう。

最近はつまんない映画(なんでこんな映画にでるかな~?的『8mm』とか『ナショナル・トレジャー』『60セカンズ』など)2、3本流してから変わりダネに出るというパターンだ。

今回の武器商人役はまさにその虹色の1本。『なんとなく商才があるだけ』という役を力まずこなせるあたりはさすが!イーサン・ホークの力入りすぎの演技は浮きまくっていたけどね。

ストーリーはひとりの武器商人に仕事と生活を語らせながら、次第に『戦争の裏には武器商売と武器商人ありき。』『武器商売は一部の人間と国家の懐を潤している』本筋が浮き上がってくる仕組み。主人公の金や麻薬や女に溺れない人物像と共に、ばかばかしいハデ派手戦闘シーンなど一切なく、終始ポイントを的確に切り取って見せていく手法がとてもクール。

ニコラス・ケイジの『月の輝く夜に』『ワイルド・アット・ハート』『リービング・ラスベガス』は絶品!!彼は歌もイカすのだ。最近では『マッチスティック・メン』がかなりウケたな~。