天井桟敷

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キング・オブ・ホラーその5

今回はちと毛色が違う自伝的小説『スタンド・バイ・ミー

小さい頃は些細なことでも想像が膨らみ、いつもと違う道を歩くだけでも未知との遭遇なのだが。

貧乏だった幼少期の体験を織り交ぜ、死体探しに出かけた少年達のホロ苦放浪記である。

ホラーでは傷口を容赦なくかき回すキングなのに、この思い出話はすごく穏やかで感傷的である。‥というか…感傷が過ぎる。キングは曲がりはじめるとどんどん深みにハマる傾向があるのだが、センチがハマり込んでいく様はちょっと耐えられない。ホラー以外では感情が高ぶりすぎの傾向大なのであまり手を出さないようにしている。

ところが映画が秀作。興行的にも大ヒット。圧倒的存在感の今は亡きリバー・フェニックス君を筆頭に子役の押さえ気味の演技がすごくいい。貧乏も切ないが、この先大人になっていくのだと悟るラストも現実的である。

それにしてもリバー君はホントに残念。弟ホアキン。顔つきは悪役、演技は今ひとつ。善人役をきっぱりやめて悪い奴を極めてほしいのだが。ダメ?