構成が色分けになっていて、ボレロで始まった。
ブラバン、カラーガード共パワーで押しまくるパフォーマンス。前半のドラムセッションはやはりすばらしかったし、舞台のセットもシャープでメリハリがあってよかった。けど、色に合わせた音楽とイメージの定番な展開はちと残念。後半、少し単調になったカラーガードも惜しかった。
そんな中、ただひとりの日本人石井君のドラムに驚く。早すぎて人間業とは思えない。前から3列目(スピーカーの真ん前)なのに叩いてるスティックの動きがマッタク見えない。
ドラムってメロディーなしでもかなり楽しめる。
自由なアレンジを施したマーチングとして見るぶんには、きっとおもしろい。楽器がメインなのでしかたないが、それでもやっぱりはっと息のむ振付けのパフォーマンスが見たい。
敬愛してやまないボブ・フォッシーのような繊細で洗練された振付を。