えいが ハ行
前述、白の闇、の映画化。 原作をうわべなぞっただけの脚本、難易度高い盲目の演技ができない俳優、退屈な映像、全て原作台無し。 中盤以降友人から伝授された2倍速鑑賞。苦痛恨の極み。
アメリカドラマの行き止まり閉塞感をぶち破ってぶっちぎり北欧は勢いに乗っている。 主役はヒーローあるいは浮いたり突出した目立ち感がなく、個性だったり欠点がよく見渡せる。 ずっしり重しが乗っかってる加圧感が心地よい。 それにしても下半身の露出(ぼかしまくり…
冒頭からオゾンの分身であると強く感じる。 マイノリティであっても人類最大の本能、子孫を残す思いは同じ。 身勝手は生存本能。祖母とかわす鋭利な会話は刃の如く哲学的だ。 微々たる充足、寂しくささやかであるが、満ち足りた気持ちに包まれ自然に還る、穏やかな死…
観たい観たいと切望していたコレ。レンタルショップでついに発見 !! クローネンバーグもヴィゴも決して裏切らない。 このラストのためにヴィゴは必須だったとも言える程。震える。 バイオレンスが深い。イースタン・プロミスと双璧。 裾を少し崩し意地悪く茶化すとタランティーノやロドリゲスに変形する。…
突然エッジがグイグイ割り込みめでたく準レギュラー入り。ヨカッタ。WWEで鍛えたウソかマコトか危うい自然体演技が魅力。 引き替えジェイソン・プリーストリー君とは短いつきあいであった。またいつかどこかでお目にかかりたい。 そろそろナゾをナゾのまま引っ張り続ける限界に近づいている…
WWEを退いたエッジがリング上で出演の番宣、すわ!ロックに続く?今かまだかどんな絡みか?すごく楽しみにしていた、のに。出演ほんの5分しかもチョチョイのチョイ役、彼はこの先もう登場しないのか??誰か教えて! はさておき、シーズン1の勢いに衰えなし。すごくオモシロイ(好きな人は…
キューブリック好きは間違いなくツボにハマる。 しかし隠し球や多彩な変化球操るキューブリックと違いニコラス・ウィンディング・レフンはあくまで直球にこだわる。 センスで言えばキューブリックの圧勝だが、必要最小限に押さえた装飾は揺るぎなき硬い信念を際立たせむしろ好感度高し。 根本は同じ…
ニコラス・ウィンディング・レフンのオリジナル見つけられず、とりあえずリメイク版。 ヴァルハラ~ドライヴからの遡り。 プッシャー症候群…固有感覚情報、迷路情報、視覚情報の統合がくずれ身体の位置関係を修正できない、まさにそんな具合、 末端密売人が仕事仲間友人恋人との関係をブチ壊し…
ドライヴ(新作)観たい観たい!気持ちをググとこらえ、予習用ヴァルハラ(新作だが7泊)を借りる。ドライヴは余裕を持ってじっくりモッチリ味わいたいもの。 やはりこの監督、ナニか持ってる感ありあり。 それにしても細かく仕切られた章の言わんとするところは理解できる。が…
元祖の評判がかなり高かったので期待していたのだが、 エロさグロさエグみユーモア、どれを取っても標準以下。にも程がある。 そもそもディズニーが扱うジャンルではないし、今時こんな人畜無害ホラーを作るな んてどうかしてる。 唯一コリン・ファレルの息だけ生臭かったか。 コリン・ファ…
オタク、草食といえばジェシー・アイゼンバーグ。と断言できる程際立つ無機質感。 アジズ・アンサリとの相性もピタリ。 ところが妙にシリアスな場面があったり、リアルすぎる描写で笑いから強引に引 き戻されるシーンがあって、ゾンビランドのように笑い飛ばしてスッキリという展開 ではなく妙に…
初回、ただただ濃いめな役者のオンパレードに一抹の不安を覚えたが、回を追 うごと奇妙さが一層際立ち、それぞれかなりの変人ぶりがツボにハマる。 タイトルで毎度目にする主役エミリー・ローズの名前にも毎度ウケるし、最後まで 過去作品を思い出すことができなかったエリック・バルフォ…
ノーカントリー、それでも恋するバルセロナ、ビューティフル、どのハビエル・バルデムも深い が、このビューティフルではさらに深く冷たい。 バルセロナの街には違法滞在や違法就労、薬物、賄賂が溢れており、 底辺で生きる主人公ウスバルは貧しいなり精一杯些細なビューティフルの種を撒 いて生きてい…
死後、霊能、スピリチュアルを描いてすんなり理解してもらうのは容易ではな い。 なぜこのテーマか?という疑問は抜きにして、 終始チクチクした違和感こそつきまとうが、引き込む、的確に見せる、さすがイ ートウッドという印象。 どんなテーマであっても高水準に仕上げる…
結婚生活が破綻に向かってどうしようもなく落ちていく経過を、過去ふたりが出会って恋に落ちる過程を織り混ぜながら描いていく。 使い古されたテーマをメランコリックに振り回されることなく、ラースとその彼女、のライアン・ゴズリングとブロークバック・マウンテン、のミシェル・ウィリアムズが、そ…
母親の執拗な偏執愛が原因で、年齢にそぐわない純真と潔癖が崩壊する 残酷劇。 キングの“キャリー”だったり、山岸涼子の“いぬふぐり”であったり、親が子をコント ロール支配しようとする歪んだ縛り思想は結果、逃げ場を潰し、精神に重篤 なダメージを与える。 どうやら順風…
初回ではカチカチのシリアスという雰囲気ではなかったが、その後一話毎にキャラク ターのイメージがクルクル変化、妙だと思っていたが、監督がコロコロ替わっていた 模様。 1シーズン中しばしば風向きが変わる。は論外。 竹内結子のありえないブリキャラも失笑。 それでもムリ難題の連続ながら…
サスペンスのストーリー展開が、スピードに支配される前の重いレトロ感がある。 いい人、とか、愛を貫く、とか、忘れ去られたアイテムをフル活用。 衝撃やすごくおもしろかった、感はない。 昔読んだマンガを思い出して、かなり前からラストが見えたし、主人公にイライラ してたし、そんな…
最近観たコメディの中でダントツオモロかったー。 独身パーティ→ヤクで記憶ブっ飛び→目が覚めるとあたりムチャクチャ→花婿行方 不明。 失われた記憶と親友探しの物語である。 突飛な暴走脱線やブレがなく、次々解き明かされる空白の仰天行動を彼らと 共に疑似体験する展開。 挿入…
ハーレム、虐待、底辺の生活、救世主が現れ必死にどん底から這い上がるスト ーリーに新しさはなく、主役の新人ガボレイ・シディベの強い演技だけが光る。 時折ホームビデオみたいな撮り方だったり、ドキュメント風であったり、決して心揺 さぶるドラマ仕立てになってはいない。 抑制…
毒々しく、御下劣極まりなく、礼儀ご免、 その無茶は懲りずにまた注文してしまう、激辛メニューの如し。 なんだ?素はかなりイケメンじゃないか。カザフスタンでは濃く作っていたわけだ。 映画として良い悪いというシロモノではない。 常識人としてあるまじき行動、主にシモネタ、…
生か死か究極の興奮がドラック様クセになる、戦場に取り憑かれた人のお話。か? 反戦を訴えるには弱すぎるし、この戦闘の意味を問うでもなく、兵士の恐れや苦悩部の印象も薄い。 特に目新しさもないが丁寧な作りには好感がもてる。 対抗馬がアバターのみであったこと…
ロック好きであるなら、その気持ち、大いに共感できる。 そうでない人なら、おそらくイマイチ。 フイリップ・シーモア・ホフマン他芸達者な役者と音楽で引っ張る映画。 ストーリーは少し古くさく、引き締める配慮もなく、間延びしている。 軽く気楽に眺める分にはいい。
史上最もオソロシイ映画という評判はさておき、狂気や凶器による血の噴水シャワーがないので、まあ、家族で最後までワクワクしながら観ることができます。 暢気なミカがやたら気になりますが、低予算ホームビデオタッチでここまでやるのは簡単にできそうに見えて、なかなかそうでき…
脇腹に多数ジャブを打って最後にダウンを奪う、ことなく終了のゴング。 なんか締まらない、というか、毒も捻りも緩い。 俳優陣は個性豊かでハマリなんだけど、脚本が甘すぎか、 脳味噌が筋肉的プラピもクルーニーの色ボケも十分すぎただけに、もったいない。 いつものよう…
80歳の容姿で生まれ徐々に若返っていく特異体質から派生する数奇な運命より、決して流れに逆らわず生きるベンジャミンの人生観に打たれる。 慌てなくても、無理せずとも、その時は必ず訪れるし、 誰の人生であれ、人生そのものが数奇なのだ。 ケイト・ブランシェットの存在…
時計仕掛けのオレンジ。のようでもあり、カポーティの冷血。のようでもある。 ただひたすら不快を煽られるが目が離せない。 兄弟か双子のような同種ふたりの息があった殺戮お楽しみゲームである。 純粋に徹底した残虐性ゆえ救いはなく、上級のゲーマーらしく趣向を凝らし…
ヘルボーイ他お人好し善人キャラと一昔前のテレビシリーズ様単純明快なストーリーは前作と同じテンションで楽しめる。 あの森の精?種の精?は中途半端であったが、NARUTOの大蛇丸似のヌアラ王子と王女には深みがあった。 やわらかな単純さが心地よく、コミックらしさを損なわず作られてい…
タランティーノが制作に関わっているらしい、が なんとなくタランティーノ風に見えても、キレ味もエロ味もインスタントくさい。 ライダーもネエちゃんたちもマッタク食えない。 切れない包丁を使った料理番組みたいであった。
スカーレット・ヨハンソンのやわらかな美しさに釘付け。 ナタリー・ポートマンの演技はまだまだ迫力不足。 エリック・バナは無難にまとめ。 ジム・スタージェスはスナック菓子のような軽さ。 王の気まぐれな欲望に振り回される女達と、どん欲にのし上がろう…